喪女予備軍の戯言

適当なことを適当に言ってます。

tkprジャンルにおける同人の線引きについて

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https://twitter.com/tsukiuta1/status/558165156643893249

 

こちらのツイートを見てどう感じるだろうか。自由度の高いジャンルだと思うだろうか。はたまた「変なジャンルだ」と思うだろうか。あるいは何も思わない人もいるだろうし、まさかこれが本当に公式なのかと疑う方もいらっしゃるかもしれない。

ツキウタ。とは、元はドラマCDとボカロPが楽曲提供を行っているキャラクターソングをメインとしたジャンルである。二年ほど前にはアニメ化・舞台化し、さらにはアプリゲームとしても展開しているので一度は名前を耳にしたことがあるかもしれない。

そもそもかれこれ二年ほど原作(ドラマCDサイド)が動いていないという問題点があるが、それはさておき今回他ジャンルの方に問うてみたいことは「同人と公式の距離感について」である。

 

ツキウタ。及びツキプロというジャンルは他のジャンルに比べて極めて同人活動をするファンを含めた消費者全般との距離が近い。それは今に始まったことではなく、企画が発足した2012年当初から現在に至るまで約六年にも渡って続いてきた距離の近さである。

昨今コミケに企業が参加しグッズ等を販売するという展開は多くみられるが、ツキウタ。も例に漏れず昔から夏コミやスパコミに企業ブースとして参加しグッズやSS本を販売している(2018年現在夏コミへの参加は行っていない)。そこまでならば他のジャンルと何が違うのかと言われてしまうかもしれないが、例えば昨年などは現地にいたツキウタ。のドラマCD原作を務めるスタッフが「物販購入に訪れたコスプレイヤーさんを見て」思いついたSSを公式ツイッターに投稿している。SSを投稿してくれること自体はありがたい「供給」であるかもしれないが、その過程がかなり異質であるように感じられる。

また二年ほど前にも同人界隈で何か問題が起こった際、なぜか公式がキャラクターを利用したツイートを発信してその場を諫めようとしたこともある。(説明をすると長くなりますので詳しく知りたい方はこちらを参照して頂けますと幸いです)

https://togetter.com/li/1053930

https://twitter.com/tsukiuta1/status/803771995078860800

https://twitter.com/tsukiuta1/status/803772328068845568

https://twitter.com/tsukiuta1/status/803772738137571328

 

また、これはツキウタ。ではなくツキプロというこのジャンルにも関わる大きな括りとしての問題であるが、「後続」と呼ばれるツキウタ。より後に発表された同系列レーベル作品のイラストレーターを務める方が、趣味のアカウントでそのファンと交流を持っているという事例もある。

イラストレーターの方の一人は趣味でコスプレを楽しんでおり、自分の素性を大多数のフォロワーには隠してファンと交流を持っていた。ツキプロレーベルが毎年参加しているAGFにもツキプロのコスプレをして参加し、その場でツキプロ作品のコスプレをしているコスプレイヤーに素性を明かした事実が二年前にあり、その後自身のコスプレ用ツイッターを仕事用アカウントで公表した。また別に取得している趣味アカウントでも自身が担当しているツキプロジャンルで同人活動を行っているファン複数名と繋がっており、当該ジャンルにおけるBL発言を行っていた。それには自身がイラストを担当しているキャラクターも含まれている。

別のイラストレーターも趣味用のアカウントで当該ジャンルのBL年齢指定本をイベント頒布している同人ファンと交流を持っており、オフラインで共に出かけているツイートを行っていることもあった(その出かけた先も当該ジャンルのコラボカラオケである)。

これらは私が彼女らを監視していたわけではなく、明らかに彼女らだと分かる形で取得されているアカウントを閲覧すればすぐに分かってしまうほどオープンにされている行為である。

 

直近では当該ジャンルで先日発売された公式アンソロジーに現在進行形で当該ジャンルでの同人活動(BL)を行っている方が参加していることが発覚し、学級会になった。公式と銘打たれていてもアンソロジーなのだから同人作家が参加していても問題ないだろう、という見解の方が多数見受けられ、そのうちの一つには冒頭に張ったリンク先の文言「発酵させても」を免罪符としている意見の方もいた。

こうして長々と問題提起するに至ったのは、公式の発言を免罪符にしている方に対して疑問を覚えたからである。

 

まずアンソロジーについて、アンソロジーに同人作家が参加するというそれ自体は確かに過去の公式アンソロジーの歴史から見れば問題はないのかもしれないが(私はこの暗黙の了解を知らなかったのでこの意見にも驚いたが、昨今同人活動を経てデビューされる方も多いので同時に納得もした)、今回の場合「当該ジャンルにて現役でBL同人活動を行っていること」「今後行われるオンリーイベントにも参加を表明していたこと」「公式アンソロジー参加を同人アカウントで表明してしまったこと」の三点が問題であると私は考えている。

他にも多々問題点があると思うが、これらを擁護する意見にあった「公式が同人活動を認めているのだからこれくらいオッケー」は少々目に余る発言だと思う。

 

公式が二次創作ガイドラインを制定するコンテンツは多い。他ジャンルでも最近はよく目にするし、耳にもする。同人活動が過去に比べてオープンになりつつある今、そうしたガイドラインを設けてもらえることは非常にありがたいことかもしれないが、同時に危うさもはらんでいる。

 

この公式は元々同人界隈と線引きをするつもりが毛頭ない。故にいくらでもこちらに歩み寄ってきてしまう。そもそも公式が販売するSS本のことを「薄い本」と称したり、それを印刷へ回すことを「入稿した」と発言するなど、どちらかといえばこちら側に近い感覚を擁していることが分かる。それでも公式は公式なのだし、そもそも冒頭の発言をしている時点でこちら側の活動を黙認してくれていることに変わりはない。

だからこそ同人活動側が線引きをしなければならないのではないか。この二年間様々な形で新規参入の機会がありこうした閉鎖的な流れが変わるきっかけがあったにも関わらず、こちら側で問題が起きるたびになぜか公式が諫めようとするという形が定石になってしまっているあたりがいい例かもしれない。

 

追記・頂いたご意見の中で公式がどういうスタンスであるかは自由ではないか、というものがあり、確かにその通りではありますがあくまでこのコンテンツはBLコンテンツではありません。同人の中でもBLという特殊性癖なものに寄っているとも取れるスタンスはちょっと普通じゃないのではないかと考えておりました。結局のところ、私のこの考えこそが普通ではないのかもしれません。


恐らくこんな問題提起をしてもこのジャンルでは誰も気にも留めないだろう。かつて幾度となく問題提起をしてくれた方がいたが、結局一週間ともたず話題にも上らなくなってしまった。だからこそこのジャンルの方ではなく、他ジャンルの方に問うてみたい。

 

この状況を、異常だと思うのは、果たして「おかしい」のだろうか。

 

 

※私の目的はあくまで問題提起であり、公式及びイラストレーターを貶める意図はありません。私自身も同人活動を行ってはおりますが、他ジャンルでの活動時とはまた異なる空気を長年感じており、文中にも記している問題に直面した折、現状はやはりおかしいのではないかと考えた上で他ジャンルの方へ「公式と同人界隈がどのような形の距離の近さなのか」ということを知ってもらうため、明記した所存でございます。何か問題があれば予告なく記事を編集・削除しますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。