ネバーランドで生きる君たちへ

適当なことを適当に言ってます。

1か月に際して

あれから1か月、あっという間だったような長かったような、自分でもこの感覚はよく分からない。気付けば1か月が近付いている、そんな塩梅。

 

意外にも私は前を向いている。それは私が良くも悪くも他担だからなのだろうと推察する。
前を向いている、と言っても、別に5人のAぇにワクワクしているだとか、彼のことを綺麗さっぱり忘れて振り切れたとか、そういうことではない。私は結成後からのオタクだが、それでも数年単位で彼らをみてきているので、やっぱり6人のAぇ! groupの記憶は大切なものだ。だけどいくら懇願したところで彼がそこに帰ってくることはないし、詳細は依然分からないままとはいえ、彼が何かしら良くないことをした事実は消えない。だから自然、5人の彼らに対して前を向くことしかできない、という方がおそらくは正しい。
怒りの持続は難しくて、私の場合は1週間ともたなかった。今はただ彼が今後も元気で生きてくれていればいいなと思っている。あと大変余計なお世話だが、今年の納税の心配は、勝手にしている(去年、それなりに稼いでいたと思うし……)。

 

私の考えを薄情だと感じる人もいると思う。私自身、私は存外薄情なんだなと悲しくなったし、結局は自担が良ければいい人間なんだと落ち込みもした。
私は、該当担が担当を奪われた事実を嘆くことも、悲しむことも絶対に否定したくないし、今もなお好きだと綴ることも、当たり前の感情だと思っている。他担が彼のいなくなったAぇ! groupという箱を惜しむ気持ちだって分かるし、私もやっぱり寂しい、悔しいという気持ちはある。何があってこうなったか分からない以上、感情のやり場さえない。でも、さすがに何の非もない状態で即解雇はないと冷静に考える自分もいて、安直に擁護はできないなと感じている。過去を惜しみ、引きずる気持ちと、今回の事案は別物で、分けて考えるべきだと私は思う。そして、少なくとも私が該当担でない以上、必要以上に彼を責めることも、擁護することもしないほうが、今後5人でのAぇ! groupを応援していきたいのであれば身のためな気もする。あくまで、今後の障壁にならないようにするというのが、応援し続けると決めたオタクが今現在できる最大限であると考えるからだ。

 

5人が(ないし6人が)それぞれ、6人という形にこだわっていた過去を私は否定したくない。本人たちだって不本意だと思う。好きで6を捨てたわけじゃないし。
5人が5人で進んでいくと決めたのは、オタクが知り得ない何かしらのプロジェクトが動いていた可能性もあるし、正直、年齢的なところもあるだろうなと勝手に思っている。これが本人の意思による脱退だったり、事務所都合の編成変更であれば、グループという箱を閉じる選択肢はなかったのかと責め立てる余地はあったかもしれないけど、そうでない、あくまで不測の事態である以上、5人も5人の人生を守らなくちゃいけない。上手くいえないけど、6にこだわりがあったわけじゃなかったんだ……という考えは早計に感じる。

だけどこういう考え方さえ、私が他担だから思うことなのかな、とやっぱり落ち込む。6人が好きだったし、今でも好きだけど、5人側に自担がいるから綺麗事が言えるんじゃないか。考えれば考えるほど分からない。分からないから、5人での未来の話を考えるしかない。

 

もはや以前通りを過ごすことでやり過ごして傷口に見て見ぬ振りをするのが私にとっては一番効果的かつダメージの少ない方法だった。だから私は、あくまで前を向いていると自分自身に暗示をかけている。